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「認知症に備える・その人らしく生きられる社会」へ近づくために
~SOMPO笑顔倶楽部【後編】~

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「もしも大切な人が認知症になってしまったら、私ならどうするか」。
こんなことを考えたことはあるでしょうか?実際にその状況になってみないと分からないという人がほとんどだと思いますが、超高齢社会といわれている日本では、認知症はもう身近な存在だといえます。
SOMPOグループ「認知症サポートプログラム」のひとつで、プライムアシスタンス(以下、PRA)が運営する「SOMPO笑顔倶楽部」について、前回に引き続きクローズアップ! コンテンツの内容からWEBサイトを支える裏側まで、今回は後編としてじっくりリサーチしてきました!

(SOMPO笑顔倶楽部はこちらをクリック)

SOMPO笑顔倶楽部ってどういうふうにつくられているの?

SOMPO笑顔倶楽部をつくるために、主に「外販(グループ外取引)」「UI/UX」「記事編集」の3つのチームがあります。その中で今回は、「UI/UX」「記事編集」を担当している方々にお話をお伺いします!

ぷらびっと

まずは、笑顔倶楽部にて主に「UI/UX」を担当されている、総合企画部の沼田さん、佐藤(伸)さんにお話を聞いてみたいと思います!
沼田さんの業務内容を教えてください。

沼田さん

(沼田さん)私の担当は、UI/UXとサービス開拓の二本柱で、今はUI/UXを中心にやっています。
見やすいWEBサイトの構成ってどんなものなのか、コンテンツは何を求められているのかを社内はもちろん、グループ会社の笑顔倶楽部担当の人たちと話し合って、実際の画面やコンテンツ作りをすすめています。ユーザーにとって必要な情報を提供しつつ、WEBサイト内でも使いやすいようにユーザー目線を大事にしています。

困るぷら

あのぅ……、そもそもUI/UXって何ですか?

伸剛さん

(佐藤(伸)さん)UIは「ユーザーインターフェース(User Interface)」の略で、ユーザーが見たり使用したりできるコンテンツのことです。簡単にいえば、笑顔倶楽部の場合はサイトの画面そのものと思ってくれればいいですね。
UXは「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略で、ユーザーが実際にサービスを受けることで得られる体験のことを言います。例えば、サイトが見やすい、デザインが綺麗、サービスの質が高いとか、ユーザーが感じたことをさします。つなげて、UI/UXと呼んでいるんです。

UIUX


ぷらびっと

なるほど。佐藤(伸)さんは笑顔倶楽部に携わってから長いのですか?

伸剛さん

僕は笑顔倶楽部というサイト、サービスをしっかりとお客さまに使っていただけるように、UI/UXチームを作った発起人です。ユーザーに必要な情報を届けて体感してもらうためは、システム構築する際にお客さまから見た使い勝手の検討が必要だと思って立ち上げました。

ぷらびっと

UI/UXチームを作られたんですね!今はどんな業務をご担当されているんですか?

伸剛さん

今は、沼田さんが先ほど言っていたとおり、ユーザー目線で使いやすいサイトになっているのかをチェックしたり、自分たちが作りたいものを実現するときに、社内のメンバーをどう巻き込めばいいかなど、調整役もしています。笑顔倶楽部は総合企画部だけではなく、IT企画部メンバーにも携わってもらっているんです。
ほかに記事編集にも携わっていて、どういう内容をどういうストーリーで載せるのがいいかとかも考えていますね。

UIUX会議
UI/UXを中心に、IT企画部の新井(亜)さん、小原さんにも携わっていただいています。


ぷらびっと笑顔

そうなんですね! 記事編集担当の山本さんは、どんなことをされているのですか?

山本さん

私は主に記事編集を担当していて、配信する記事の内容を考えたり、取材の段取りや実際の取材、どうやってPVを上げていくかを考えるなど、「記事」にまつわるさまざまなことを行っています。また、UI/UXにも参加して、記事の見せ方、見え方なども一緒に考えています。

メンバーの熱い想い

ぷらびっと

笑顔倶楽部に携わるなかで、一番大切にしていることはなんですか?

沼田さん

ユーザーの人生にとって、笑顔倶楽部がとても大きな意味をもたらす可能性があることを念頭に取り組んでいます。
認知症は、認知症になる手前のMCIと呼ばれる期間があります。MCIの状態を放っておくと認知症になってしまうのですが、MCIの時期に食生活の改善や運動をする等、適切な生活習慣にすることで、認知機能低下の進行を抑えたり、遅らせることも分かりつつあります。笑顔倶楽部のコンテンツを利用することでそのMCIと呼ばれる状態を早期に発見できれば、ユーザーの人生に大きく好影響を与えることができるのかなぁと。
もうひとつは、有識者のアドバイスや役立つ情報を継続的に提供できるようにしたいということですね。笑顔倶楽部は、親の介護で悩んでいる世代の50~60代をメインターゲットとしているのですが、認知症と共生していくという点で、ぜひ役立てていただきたいと思っています。

沼田さんインタビュー


ぷらびっと

使命感がすごいですね!そう思うきっかけがあったんですか?


沼田さん

新聞記事やTVを見たり、「認知症の人と家族の会」の方のお話を実際に聞いたりするうちに、介護殺人や介護心中が本当に多いと知りました。そう考えると、介護のことで困っている方や、精神的に不安だと感じている方は想像以上にたくさんいらっしゃると思います。そういった方々をサポートできる体制が少しでも充実していれば、一人で悩まなくてもいいところがあるかもしれない……、という想いからかなと思います。

ぷらびっと

特に読んでほしい記事はありますか?

沼田さん

見てほしい記事はたくさんありますが、「認知症について」というカテゴリー内にある記事をまず読んでいただきたいです。その中に「若年性認知症とは?」という記事もあるのでぜひ読んでほしいですね。

若年性認知症とは


ぷらびっと悲しがる

若年性……。働き盛りなど若い世代でも発症することがあるんですね……。

沼田さん

「認知症」って聞くと、「人生終わった」というような印象をもたれる方もいらっしゃると思いますが、全然そんなことはなくて、普通の生活を送れる方はたくさんいらっしゃるんです。でも、みんなが認知症に対して色眼鏡で見てしまうことによって、「外出しちゃいけない」「あれもこれもしちゃいけない」とか、言われたり制限されてしまいます。それでは、その人らしく生きられないですよね。だから、「認知症」という接し方ではなく、「その人」として接してあげられるような風土や雰囲気を世の中に醸成していきたいし、認知症を正しく理解してほしいなと思っています。

ぷらびっと

山本さんはどういう思いがありますか?

山本さん

私は、笑顔倶楽部に携わるまで認知症についてそんなに詳しくなくて。「そもそも、認知症とは?」というところからスタートしました。認知症になったり、介護で困っている人がいて社会的にも問題になっている、そして、その話は近い未来に自分の身にも降りかかってくるだろうということすら、知らなかったことにびっくりしました。そして世間的に「これは知識として必要だ」という情報があまり発信されていないことも。
認知症に対しては知識をつけたほうが早いうちから対策を考えられるし、予防など自分の親に対するアドバイスもできるのに、知らないことで結果的につらいことになってしまうかもしれない……。それって良くないことだなって気づいたんです。より一人でも多くの人に、認知症は自分とは関係ない世界のものではないんだよ、ということに気付いてほしいなという想いでコンテンツを発信できたらと思っています。認知症について考えるきっかけに笑顔倶楽部がなれたら、もしかしたらその人の人生が変わるかもしれない。誰かの人生が変わるきっかけになれたらと思って取り組んでいます。

山本さんインタビュー


沼田さん

熱いですね~!!

山本さん

沼田さんには負けますけどね!

ぷらびっと

佐藤(伸)さんはどんな想いで笑顔倶楽部に携わっていますか?

伸剛さん

認知症を広める活動は世間でもいろいろなところでやっているのに対し、実はみんな認知症について知らなかったりするんです。そういう意味で、SOMPO笑顔倶楽部は、認知症に関する情報や予防サービスなどを広く世の中に提供していく大事な位置づけであり、言わば、「“認知症”という文化」をつくりにいく役割を担っていると思っています。
例えば、癌を知らない人はいないけど、認知症はともすれば「ボケちゃった」と言われるところもまだあって。笑顔倶楽部を通じて、より多くの方に必要な情報を届けるとともに、ご本人やご家族、ひいては高齢者全体のお困りごとなどを解決できるサイトにしていきたいです。

伸剛さんインタビュー


笑顔倶楽部の目指すところは?

ぷらびっと

笑顔倶楽部が今後目指していくものは何でしょうか?

伸剛さん

笑顔倶楽部はもともと認知症保険等の契約者に対してのサイトでしたが、世の中に広めていく・文化をつくっていくという意味で、8月末より一部機能を一般開放をして誰でも見ることができるサイトにしました。
今度の僕らのチャレンジは、興味をもってサイトにきてくれた人や困っている人がまた来てくれるコンテンツを用意する。そして、ファンになってくれた方をメール会員に誘導しコミュニケーションできる手段を作っていきたいと思っています。
最終的には、認知症に全く興味がなかった方も、もともと理解がある方も、笑顔倶楽部のサイトを見れば、欲しいアドバイスやサービスを受けられる、必要な認知症保険にも入れるなど、必要な情報にたどり着けるような流れをつくることで、世の中になくてはならないサイトにしていきたいなと思っております。

ぷらびっと

みなさん、お話を聞かせていただきありがとうございました!

笑顔倶楽部メンバー

2016年80歳でメジャーデビューを果たしたイギリス人シンガーのテディ・マックさんをご存じでしょうか?2013年にアルツハイマー型認知症と診断され、家族のことすら認識できない状況になり、本人にとっても家族にとっても大変な日々を過ごしていたといいます。そんな日々が続くなか、家族があることに気づきます。テディさんは歌を歌っているときだけ、病気になる前のようにリラックスし生き生きとしているということに。テディさんのご家族は、同じ認知症の病気の家族をもつ人たちに何か伝えられればと思い、テディさんの歌う姿を動画サイトにアップしたところ、話題になりました。
そんなこと遠い外国のお話で自分には関係ないと思っているそこのあなた!超高齢社会といわれる日本では、実は認知症はもうとても身近な存在なのです。

(取材・文/人財開発部 谷口歩夢 取材協力/総合企画部 山本幸代)

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