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2021年4月1日、プライムアシスタンス(以下、PRA)の社長就任から1年。昨年のインタビュー企画に続き、今年も、大木さんに聞いてみたいあれこれをぶつけてみました! 真面目な話からプライベートに関することまで、今回はブランドPTメンバー、総合企画部の渡邊さんと、東京センター部の安井さんを交えた対談形式でお届けします。
(昨年のインタビュー記事はこちら)
※撮影時のみマスクを外しています。
PRAの社長に就任されてから1年が経ちました。これまでビジョンミーティングNEXTなど、多くの社員と接する機会がありましたが、社員に対しての印象は1年前と変化がありましたか?
印象が大きく変わったということはありませんが、ストレートな思いをぶつけてくれる社員が多いと感じました。大企業になるほど社長には本音が言えなくなることもありますが、そういった面が思ったよりも少なくて嬉しいし、安心しています。
安心する、というのはどういうことでしょうか?
自分自身の性格もありますが、社員の皆さんとはできるだけフラットな関係でいたいと思っています。私は社長の役割を担っているので、経営の判断はさせていただくけれど、意見を交わす上では、お互いにフラットでなくてはいけないし、そういう関係を目指しているという意味で安心しています。
渡邊さん、安井さんは大木さんに対してどんな印象を抱いていますか? 簡単な自己紹介を兼ねつつ、お願いします!
私はキャリアチャレンジ制度を利用して、鹿児島センター部 第二コンタクトセンター室から今年度より総合企画部 リスク管理室に配属となりました。大木さんに対しては、硬派、体育会系といったイメージがありましたが、こうしてお話を少し聞いただけで、厳しくはありつつも内面は優しい方なんだなという印象を受けました。
私は昨年PRAに入社し、東京センター部 故障延長保証室に所属しています。昨年度のブランドPTにもメンバーとして参加していまして、昨年度末に行ったブランドPT役員報告会で、大木さんと初めて直接お話をしました。そのときはとても緊張していたこともあり、大木さんに対しては、ちょっと怖いイメージがあったのですが、先ほど「思ったことをストレートに伝えてくれるのが嬉しい」とお聞きして、とても話しやすくなるなと思いました。
社長に就任されてからは、どんな1年間でしたか?
昨年度も新型コロナウイルス感染症の流行が続き、世界情勢に様々な影響が出ました。そこへロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり、まさしく激動の1年間だったと思います。不確実なことが重なるなか、社員の皆さんはとても頑張ってくれましたし、本当に大変な1年だったなと感じます。
年度初めの対談企画ということで、今年度の経営方針についてもうかがってみたいと思います。まずは「既存事業の深化」についてです。既存事業の深化を実現するための起点として「ゼロベースの見直し」がありますが、「ファクトに基づきゼロから物事を考え、実行する」ために大切なことは何だと思いますか?
いい意味で「疑う」ことだと思います。各業務には決められたルールやマニュアルなどがあって、その通りに行うのは当然かもしれないけれど、本当にそれが正解かはわからないんです。大切なのは言われたことをそのままするのではなく、「なぜこれをするのか」を考えること、今ある状態を疑うことです。既存事業の深化もゼロベースの見直しも、それが重要だと思います。
昨年入社してからこれまでは業務を覚えるのに必死で、ミスのないように頑張ってきましたが、やはり考えるというよりも「単純作業」となっている業務があります。今年度は業務のひとつひとつに対して「なぜこれをするのか」を考えていかなくてはいけないと思いますし、これから入社する後輩などに対しても、自分の経験を生かして、業務への考え方などをきちんと伝えられるようにしたいと思います。
私はリスク管理室に配属されてから間もないので勉強の日々ですが、過去の資料などを読みながら、「なぜこれをする必要があるのか」といった、業務の背景のようなものを考えるようにしています。鹿児島センター部時代は、コミュニケーターさんに対して研修を行うことがあり、その際、何のための研修なのか、目的や意義を伝えるようにしていましたが、大木さんのお話を聞いて、「なぜ」と考え続けることは大切なのだと改めて感じました。
たとえば、初めて担当する業務に対して、「本当にこの方法や手順でいいのか」と思ったとしても、そのまま1年経ったらそれが普通になってしまうし、そうなったら遅いんです。だから最初がとても大切で、何かを感じたり気づいたりしたらメモなどで残しておいて、それを数カ月後や1年後に見て、「やっぱり変えよう」と思うなら動く。それが深化の始まりでもあると思います。
なるほど、仕事をする上で、「なぜこれをやるんだろう」ということを考えることが、とても大事なんですね。では次に、「新たな社会価値の創造」についてお聞きします。昨年度はリビングアシスタンスを始め、Eyeco SupportやNORUMO といった新事業や、New Business Challengeもスタートしました。新しく生まれた事業が発展していくために、大切なことは何だと思いますか?
ひとつは、「この事業を発展させるんだ」という強い意思があること。発案者や事業推進者、私も含めて、その事業に強い意思と希望を持つことが大前提だと思います。もうひとつは「共感」で、「この事業はこんなに素晴らしいんだ」ということを共感してくれる人をできるだけ増やしていくことで多くの力が合わさり、それがお客さまの興味や理解につながると考えています。定性的ですが、意思と共感の輪を広げることが、新事業の発展につながるのではないでしょうか。
やはり「思い」が大切なんですね。
強い意思と共感がなければ、どんなに素晴らしいツールがあっても発展するとは思えません。やっぱりワクワクしないとつまらないじゃないですか。自分たちがワクワクしないようなサービスをお客さまにすすめるのは失礼だし、「多くの方に喜ばれるサービスを誕生させたのだから、社員みんなで頑張りましょう」という気持ちが必要だと思います。
最後に「働き方改革」についてお聞きします。会社ビジョンに共感し、一人ひとりが目的とやりがいをもって成果を生み出す集団へ成長することは、現在、全社横断で行われているブランドPTの活動にもつながりますが、大木さんはブランドPTにどんなことを期待されていますか?
ブランドPTを通じて本気で考えていただきたいのは、「自立」です。先ほどの既存事業の深化の話と近いのですが、上司や先輩から言われたことを、そのままやるだけになっているケースは多いと思うんです。自分で考えて、自分で行動して、自分で判断する。これはとても尊いことですし、逆にそれを繰り返していかないと、仕事って面白味もやりがいもなくなってしまうんじゃないかなと思います。そういう意味での自立です。
「自立」が、仕事に対するやりがいや誇りに通じるということですね。
会社としてではなく、PRAの社員として皆さんに何ができるか、ということをブランドPTには常に考えてもらって、それを社内に伝播してほしいと思います。「皆さん」の中にはもちろんブランドPTのメンバーも含まれるわけで、結果としてメンバーの皆さんのやりがいにもつながっていくはずです。いちばん大切なのは、社員の皆さんがPRAで働くことに誇りを持ってもらうこと。誇りは人から与えてもらうものではありませんから、誇りを持てる企業風土を醸成する、そのための活動をしてほしいと思います。
安井さん、渡邊さんがご自身の業務でチャレンジしたいことはありますか?
先ほどもお話しましたが、ゼロベースの見直しです。当たり前になっていることを、今までの常識にとらわれずに改善していけたらと思います。
私がリスク管理室へのキャリアチャレンジを希望したのは、大好きなプライムアシスタンスにリスク管理という頑丈な壁を作って、会社と社員の皆さんを守りたい、というのが理由なんです。何が正解かわからない今の時代は、あらゆる方面からリスクが生じると思います。リスクをゼロにすることは不可能ですから、リスクとうまく付き合っていくにはどうすればいいかを模索しつつ、早く戦力になれるよう頑張っていきたいと思います!
ここからは、大木さんに対しての一問一答です!
➀昨年のぷらぷらの取材にて、「いい意味でも悪い意味でも、思ったことを言ってしまう面を1年で直したい」とおっしゃっていましたが、いかがでしょうか。
中期経営計画が完了する2023年度中には直したいと思っています。
②ハマっているゲームはありますか?
ゲームは、中高生まではやっていましたけど、やり切った感があって今は一切していません。
③小さいころの夢を教えてください。
サッカー選手かな。小学生時代の憧れはペレ(エドソン・アランテス・ド・ナシメント)で、マラドーナ(ディエゴ・アルマンド・マラドーナ)になることを夢見ていました。
④犬と猫、どちらが好きですか?
犬ですね。飼ったことはないですけど。
⑤大木さんの強みと弱みを教えてください。
強みは「できないことはない」ということ。これは、人とのネットワークがあれば、できないことはないという意味です。そういう人とのつながりがあることや、仲間がいるのが強みですね。弱み……。難しいなぁ……。
ではまた来年お聞きしますね。
⑥今まででいちばん怖い思いをしたのはどんなときですか?
狭いところが苦手で、以前、国内のとある鍾乳洞に入ったとき、後ろからどんどん観光客が入ってきて、なかなか出られなくなってしまったときは怖かったですね。
⑦得意なスポーツはありますか?
学生時代はアメフトをやっていました。
⑧好きなキャラクターは何ですか?
(小声で)苦手だなぁ……。(しばらく考えて)プラビットじゃないですか。
⑨これまでで一番思い出に残った仕事は何ですか?
昨年度のインタビューでもお話ししましたが、PRA設立のための業務をしていたころですね。苦労はありましたけど、時が経って改めてPRAにいさせてもらうと、当時のことを感慨深く思うこともあります。
それでは締めとして、みなさんのパーパスを教えてください!
私のパーパスは、「周囲の人とお客さまと自分の幸せを作る」ことです。お客さまからの「ありがとう」の言葉をお聞きできると嬉しくなりますし、周囲の仲間に思いやりをもって接することで「ありがとう」という言葉が返ってくると、それで自分も幸せになれます。周囲の人やお客さまの幸せが、自分の幸せにもつながると思っています。
私が人生で大切にしているのは「挨拶」です。学生時代に剣道をしていたのもあり、挨拶をはじめとする礼儀に関しては、しっかり叩き込まれていると思いますし、両親にもそれらの大切さを教わりました。挨拶から人との関わりが生まれることもありますから、いつも意識をしています。
昔から変わりませんが、やはり「ともに成長すること」ですね。会社ならば社員の皆さんと、家庭ならば家族と、自分と関わる皆さんとともに、少しでも成長していくことが最大のパーパスですし、仕事をしている意義でもあります。
大木さん、渡邊さん、安井さん、今日はお忙しいなかありがとうございました!
大木さんに聞いてみたいことやご自身の考えを、質問表にぎっしりメモされて対談に臨んだ渡邊さんと安井さん。そんなおふたりのお話を、大木さんが嬉しそうに聞いていらっしゃったのが印象的でした。中身の濃い対談となり、改めて皆さまにはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
取材・文/山本幸代、写真/大迫朋恵(ともに総合企画部)