SOMPOちきゅう倶楽部🌎セーブ・ザ・チルドレン「子どもの食 応援ボックス」ボランティア体験記

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去る、12月1日にセーブ・ザ・チルドレンが実施している「子どもの食 応援ボックス」発送作業ボランティアにSOMPOちきゅう倶楽部の活動の一環として、プライムアシスタンス(以下、PRA)から4名の社員が参加しました!今回は参加された人事総務部の沼田さんにボランティアの様子を教えていただきます。
日本の子どもの現状を知り、私たちにできることを一緒に考えていきましょう。

※SOMPOちきゅう倶楽部とは……SOMPOグループ役職員がメンバーとなるボランティア組織で、全国各地でボランティア活動を行っています。

※セーブ・ザ・チルドレン「国内事業 子どもの貧困問題解決」のホームページはこちら⇒(クリック)


子どもの食 応援ボックスとは?

プラビット・マイクインタビュー
それではまず、セーブ・ザ・チルドレンについて教えてもらえますか?
沼田さん
セーブ・ザ・チルドレンとは、日本を含め約120の国で活動する子ども支援専門の国際NGOです。ビジョンは、①生きる②育つ③守られる④参加するという「子どもの権利」が世界中すべての子どもにとって実現されている世界を目指すことだと教えていただきました。
プラビット・マイクインタビュー
日本では、どのような活動をしているんですか?
沼田さん
日本では、1986年に設立されたセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによって、主に4つの領域で活動されているようです。まずは、①子どもの貧困問題の解決です。具体的には、経済的に困難な状況にある家庭の子どもたちを対象に給付金を支給したり、新生児の育児用品の提供、様々な体験の機会の提供、そして2020年からは食の支援として「子どもの食 応援ボックス」を行っています。今回のボランティアはこの食の支援のお手伝いです。他にも、②国内緊急・防災事業、③子どもの権利の推進、④地域NPO支援など、幅広く活動しています。2024年1月に起こった能登半島地震の被災地でもセーブ・ザ・チルドレンは支援を行っています。
プラビット・マイクインタビュー
SOMPOグループはセーブ・ザ・チルドレンとどのように関わっているんですか?
沼田さん
②国内緊急・防災事業において、防災・減災分野における支援として、SOMPOグループは、災害など危機的な状況下でも子どもが自ら乗り越える力をサポートするために、子ども支援者の普及や子どもと関わる大人の能力強化のために、子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)の普及を2022年より継続して支援しています。
プラビット・マイクインタビュー
食の支援「子どもの食 応援ボックス」は、具体的にどういう活動なのでしょうか?
沼田さん
セーブ・ザ・チルドレンが、子どもたちの食の状況の改善を目的とし、経済的に困難な状況にある家庭を対象に、食品の支援を行う活動です。学校給食の提供がなくなる夏休みや冬休みの長期休暇中に、子どもたちと家庭の食の状況改善を目的にボックスの中に、お米などの主食やカレーやスープのようなおかずになるもの、子どもが喜びそうなジュースやお菓子などいろいろなものを詰めて、提供します。
プラビット・マイクインタビュー
2020年から食の支援が始まった背景は何だったのでしょうか?
沼田さん
新型コロナウイルス感染症により、学校が休校となってしまったことです。当時セーブ・ザ・チルドレンが全国各地の子どもたちを対象に行ったアンケート調査で、食事の心配を訴える声が届きました。休校期間は給食の提供がないため、緊急支援として取組みが始まったとのことです。
プラビット・マイクインタビュー
応援ボックスはどれくらいの世帯に送付しているのですか?
沼田さん
今回の冬休みは、6,743世帯から申込がありましたが、実際に送付できるのは5,004世帯分だったそうです。 多くの世帯にお送りできるよう、SOMPOちきゅう倶楽部として何ができるのか考えていきたいです。

子どもたちに向けたボランティアへの想い

プラビット・マイクインタビュー
沼田さんの参加のきっかけはなんですか?
沼田さん
SOMPOちきゅう倶楽部を通して「子どもの食 応援ボックス」発送に関わる食品等の箱詰め作業を半日お手伝いしてみませんか、という案内をもらい、自分が小学生のころ、家庭の事情で少し食事に困ったことがあったので、何かお手伝いできることがあればと思い、手をあげました。
プラビット・マイクインタビュー
他にはどのような企業が参加していましたか?
沼田さん
PRAの4名以外に、SOMPOグループから数社、他にも、ネットワークサービス関連の企業、コンサルティング関連の企業の方など、様々な企業の方々が参加していました。
プラビット・マイクインタビュー
作業内容を教えてください。
沼田さん
食料品や文房具の箱詰め作業です。高さ4階程度の吹き抜けの鉄骨倉庫(千葉県船橋市)の中、ダンボールを組み立てるグループと、組み立てたダンボールを10メートルの長さの手動レーンに置き、一人ひとり担当の食品を詰めるグループとで分担しました。私は5キログラムの米を担当し、ある人はみかんの缶詰、ある人はカレーのパックなどを入れたのち、ダンボールをガムテープで閉じ、物流パレットに乗せるなどの役割分担でした。

作業のようす

ⒸSave the Children
▲一生懸命作業をする人事総務部の赤坂さん(上)と沼田さん(下)

プラビット・マイクインタビュー
作業をしてみてどうでしたか?
沼田さん
前半は米の箱詰め作業で、後半は詰めた箱を物流パレットに1段9個を5段の高さまで積み上げる作業でした。前半は作業を止めると次の方の作業に影響があるので、一生懸命に行ったつもりです……。
同じ作業の繰り返しで少々疲労もありましたが、「子どものため、子どものため」と心の中で唱えていました。
休憩中に他のメンバーに作業に関して聞いたところ、みんな同じように「子どもたちのため」という想いで作業をしていたようです。後半の、箱を物流パレットに積み上げる作業では、日頃運動する機会がないので、いい運動になりましたが、翌々日には筋肉痛でした。
プラビット・マイクインタビュー
筋肉痛になるまで頑張られたんですね!次回も参加してみたいですか?
沼田さん
今回、約15名で、500個の箱詰めを行いました。子どもたちへの支援としてほんの少しでもお手伝いができて良かったです。次回もぜひ、参加できたらいいですね。長期休暇中に、食事を十分にとることができない5,000人以上の子どもたちのことを思うとたくさん食べて、笑顔になってくれれば嬉しいです。さらに、日本だけでなく、近年の世界情勢に巻き込まれている子どもたちのことを考えると、できることがあれば応援したいですね。

PRA参加者のコメント

プラビット・マイクインタビュー
PRAから参加したほかのみなさんにも感想をきいてみましょう!
赤坂さん
人事総務部 赤坂さん:コロナ禍で栄養不足により倒れる子どもがいると身近で聞いたことがあり、また、少しですが「SOMPO流子ども食堂」への寄付をしており「子どもの食」に対して関心を持っていたことから、参加しました。十数年ぶりのボランティアでしたが、「必要な支援を、必要なところに!」ということを体感出来ました。PRAには、ボランティア休暇という素晴らしい制度もあります。ぜひ、みなさんも、ボランティアのはじめの一歩を踏み出してみてください。
下村さん
ビジネス開発部 下村さん:私は1年に1回はボランティア活動に参加する、と決めているので今回応募しました。倉庫に入ると支援用の物資が段ボールで山積みにされていて、午前中の目標を達成できるのか最初は不安でしたが、後半になるにつれて段々と慣れ、「子ども達の為に1セットでも多く作ろう!」とチームみんなの心がひとつになっていました。個人でボランティアに参加するのは勇気がいりますが、社内で募集されているものは初めてでも参加しやすいと思います。ぜひ、一人でも多くの方にボランティアに参加していただきたいです。
萩原さん
ネットワーク推進部 萩原さん:私のMYパーパスが「FOR YOU」で、人のために役立ちたいとの想いから参加しました。私の参加した回では、食品メーカーの方など様々な企業から参加された方々とチームワーク良く作業ができ、「子どもたちのために」という不思議な一体感を感じました。作業を通じて食事に困っている方々がいる一方で、我々は食材を無駄に余らせていないか?と考えさせられました。

作業のようす

ⒸSave the Children
▲「子どもたちのために」箱詰めをする下村さん(上)と萩原さん(下)  
(編集後記)

今回、「子どもの食 応援ボックス」箱詰め作業に関わった参加者の方のボランティア精神にふれ、自分自身が支援を受けたかのような温かい気持ちになりました。
2024年元旦早々、能登半島地震で大きな災害がありました。PRAとして個人としてできることを行動に移し、1日も早く復興することを祈っています。
次回も機会がありましたら、今回参加の他3名やPRAメンバーとともにぜひ、参加したいです。 このような機会を設けていただき、ありがとうございます。

取材・文/沼田(人事総務部)
写真提供/セーブ・ザ・チルドレン
編集協力/藤原(総合企画部)
アイキャッチ作成/大迫(総合企画部)

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